ネットワーク上で使用しているIPアドレスを自動で調べる

iMacでTX100 S1 サーバが接続できないので調べてみた

ネットワーク上で使用しているIPアドレスを自動で調べる方法　【net072004ot003】

Ｑ

簡単な社内ネットワークを管理しているのですが、規模がだんだん大きくなりどのアドレスを使っているのか判らなくなってきました。一つ一つPingコマンドで調べればよいのですが面倒です。全ての空きアドレスを簡単に調べる方法はありませんか。

Ａ

forコマンドを利用して簡単に調べる方法があります。
Windowsのコマンドプロンプトの画面を立ち上げて

for /l %i in (0,1,255) do ping -w 1 -n 1 192.168.0.%i && arp -a 192.168.0.%i >> out.log

と書いてEnterを押してください。
すると、結果がout.logに書き込まれますので、メモ帳を使って読むことができます。

Interface: 10.0.0.55 on Interface 0x1000003
Internet Address Physical Address Type
10.0.0.10 00-00-00-00-00-00 invalid

Interface: 10.0.0.55 on Interface 0x1000003
Internet Address Physical Address Type
10.0.0.11 FF-04-ac-95-7d-15 dynamic

dynamicと表示されているアドレスが使われているということです。

尚、192.168.0.%i && arp -a 192.168.0.%iの部分はお使いのネットワークアドレスに合わせて変更してください。また、この調査方法は電源の入っていないコンピュータのアドレスは「使っていない」ということになりますので、全てのコンピュータの電源を入れた状態で操作する必要があります。

tannoのネットワーク環境では

①　Windowsのコマンドプロンプトの画面を立ち上げて

for /l %i in (0,1,255) do ping -w 1 -n 1 192.168.1.%i && arp -a 192.168.1.%i >> out.log

と書いてEnterを押す。

②　ping自動チェック後

out.log

と書いてEnterを押す。

③　メモ帳が立ち上がり下の結果が出てくる。

インターフェイス: 192.168.1.13 --- 0xb
  インターネットアドレス物理アドレス種類
  192.168.1.1 00-0a-79-26-5e-5c 動的
インターフェイス: 192.168.1.12 --- 0xc
  インターネットアドレス物理アドレス種類
  192.168.1.1 00-0a-79-26-5e-5c 動的
インターフェイス: 192.168.1.13 --- 0xb
  インターネットアドレス物理アドレス種類
  192.168.1.12 00-1c-b3-72-1e-f5 動的
インターフェイス: 192.168.1.12 --- 0xc
  インターネットアドレス物理アドレス種類
  192.168.1.13 00-1b-63-b4-c1-4b 動的
インターフェイス: 192.168.1.13 --- 0xb
  インターネットアドレス物理アドレス種類
  192.168.1.14 00-24-36-a1-5b-cf 動的
インターフェイス: 192.168.1.12 --- 0xc
  インターネットアドレス物理アドレス種類
  192.168.1.14 00-24-36-a1-5b-cf 動的
インターフェイス: 192.168.1.13 --- 0xb
  インターネットアドレス物理アドレス種類
  192.168.1.16 00-19-99-76-42-9c 動的
インターフェイス: 192.168.1.12 --- 0xc
  インターネットアドレス物理アドレス種類
  192.168.1.16 00-19-99-76-42-9c 動的

インターフェイス: 192.168.1.13 --- 0xb
  インターネットアドレス物理アドレス種類
  192.168.1.21 00-07-40-ce-08-08 動的
インターフェイス: 192.168.1.12 --- 0xc
  インターネットアドレス物理アドレス種類
  192.168.1.21 00-07-40-ce-08-08 動的

結果整理

Rooter	191.168.1.	1
BootCampWin7 Air	191.168.1.	12
BootCampWin7 Lan	191.168.1.	13
TimeCapsul	191.168.1.	14
TX100 S1	191.168.1.	16
CF-T2 LAN	191.168.1.	15
CF-T2 Air	191.168.1.	11
Dell GX60	191.168.1.	17
HG-HGLAN808	191.168.1.	21

8/2 更新

TX100 S1　SERVER	191.168.1.	15
SERVER-D510	191.168.1.	19
CF-T2 Air	191.168.1.	11

10/12 auひかり　ギガホームゲートウェイに変更後の結果

Rooter(Aterm BL190HW)	191.168.0.	1
BootCampWin7 Air	191.168.0.	5
BootCampWin7 Lan	191.168.0.	3
TimeCapsul	191.168.0.	4
TX100 S1	191.168.0.
SERVER-D510	191.168.0.	7
CF-T2 LAN	191.168.0.	6
CF-T2 Air	191.168.0.	2
DellGX60	191.168.0.	8
HG-HGLAN808	191.168.0.

他の方法

cmdから以下を打て
for /L %f in (1,1,254) do ping -n 1 192.168.1.%f

上記例では自分の所属するサブネット範囲の192.168.1.1～192.168.1.254までpingしまくる書き方です、自分の環境に合わせて読み替えてくだされ

pingってそのあと、
arp -a
って打つと・・・以下省略

Windows2000で、192.168.1.0/24のネットワークで、
実際に使用されているIPを得るにはこんな感じで。

C:\>FOR /L %I IN (1, 1, 254) DO ping -n 1 -w 50 192.168.1.%I

C:\>ping -n 1 -w 50 192.168.1.1

Pinging 192.168.1.1 with 32 bytes of data:

Reply from 192.168.1.1: bytes=32 time<10ms TTL=64

Ping statistics for 192.168.1.1:
    Packets: Sent = 1, Received = 1, Lost = 0 (0% loss),
Approximate round trip times in milli-seconds:
    Minimum = 0ms, Maximum =  0ms, Average =  0ms

C:\>ping -n 1 -w 50 192.168.1.2
.
.
(192.168.1.1～192.168.1.254にPingを1回ずつ行います)
C:\>ARP -a >Arp.lst

C:\>

FORコマンドでPingをループさせ、
最後にARPでテキストファイルに吐き出すのがポイントです

こんな感じでバッチファイルにしておくと便利。(サブネットマスクは固定だけど)

REM ARPLIST.BAT
@ECHO OFF
FOR /L %%I IN (1, 1, 254) DO ping -n 1 -w 50 192.168.%1.%%I
ARP -a >Arp.lst

うしろにIPアドレスの3バイト目をつけて呼び出します。
192.168.3.0/24なら、